テキスト ボックス:   雨降りて、声高合唱、田のカワズ

四季の移ろいは早や“梅雨入り”の6月水無月を迎えています。日本に

あっては、“四季”は“変わる”ものの代表として、折々に詠われています。

一方、田に棲むカエルが降雨に悦び声高に合唱することは変わらない、

いにしえの風景として楽しめます。そして、湘南の里地里山の親水公園に

ホタルの里を甦ることができたのは、里人の努力の賜物で、人の関わり方によって古里を懐かしむことができることがわかります。

政策の関わり方いかんによって、水田風景が変転しています。政府は2018年につくるコメから生産調整(減反)をやめました。コメ需要の逓減傾向にともなっての措置ですが、同時に、家畜用の飼料米を補助金で増産して、減反政策後のコメ余剰を防ぐ方針です。その政策変更は、家庭の主食米の高食味化移行で生産性向上は据え置かれ、業務用米の作付けの減少による需給ミスマッチといった歪が生じています。 高食味にあっては、主食米の代表・魚沼コシヒカリが17年産食味で「特A」逃し、連続記録28で止まりました。かわって、平塚生まれ「はるみ」が2年連続「特A」を獲得できたのは湘南の誇りです。

地球温暖化とともに同時進行しているのが、迷惑な外来種の国内上陸です。

危険外来種の代表的な生物として、ヒアリやツメアカスズメバチの存在がマスコミから報じられています。ヒアリは20176月以降、兵庫県、愛知県、大阪府で確認され、同年73日大井ふ頭で確認されています。定住していないのは幸いです。 ツマアカスズメバチは、2012年頃より対馬でも確認されており、非常に凶暴で、人にとって危険というだけなく、ミツバチを主食としているため、養蜂業や農業に打撃を与える可能性が高く、実は、この蜂による被害が世界規模で増大しているとのことです。 先のエボラ出血熱騒動など心配の種はつきません。

いずれの外来種にあっても上陸阻止には、専門技術を高めて人手を投入し、国策レベルの予算で対応すべき重要な課題といえます。

〜 生物多様性の種の保存のあり方を地球温暖化防止推進と同時に向き合うべきでしょう。

今月のトピック  

 「平成29年度ものづくり基盤技術の振興施策」(ものづくり白書)をとりまとめ 2018529日発表

  http://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180529001/20180529001.html

<白書のポイント>

製造業を取り巻く大規模な環境変化の中で、経営者が共通認識として持つべき4つの危機感を「総論」として明確に位置づけています。

1. 人材の量的不足に加え質的な抜本変化に対応できていないおそれ

2. 従来「強み」と考えてきたものが、変革の足かせになるおそれ

3. 経済社会のデジタル化等の大変革期を経営者が認識できていないおそれ

4. 非連続的な変革が必要であることを認識できていないおそれ

その上で、我が国製造業の主要課題に対する対応の方向性として以下について論じています。

•対応策(1): 現場力の維持・強化、デジタル人材等の人材育成対策

•対応策(2): 新たな環境変化に対応した付加価値向上

経済産業省が執筆した第1部第1章では、「我が国製造業が直面する課題と展望」と題して、人手不足下での生産性向上に向け、現場力再構築や品質保証体制強化のための経営力の重要性や、価値創出に向けたConnected Industriesの推進の重要性等について論じています。